以前紹介した、いわゆる無限アラートのプログラムが仕込まれたページへのリンクを貼った人が警察に摘発された事件、どうやら不起訴となったようですね。
「弁護士ドットコム」で、記事になっています。
「「アラートループ」で書類送検の男性2人、不起訴処分 弁護人「検察はお茶を濁した」」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190529-00009697-bengocom-soci
感想としては、上記の記事での弁護人のコメントと同様で、
裁判にならずに済んでよかった、とともに、灰色解決(起訴猶予とは、検察としては有罪と考えるが諸般の事情を考慮してあえて起訴しない、という意味)となったことに残念さもあります。
なお、不起訴になったのは成人の事件で、以前の記事で補導された中学生については少年事件として扱われるので、まったく表には情報がでてきていません(非行事実ありとして家庭裁判所で処分を受けていたとしてもわかりません)。
やはり、こんな結末になるのであれば摘発時点でもっと慎重に判断できなかったものか……という思いがどうしてもぬぐい切れない事件です。
弁護士 松田 健人