日本人学生や社会人の海外留学は、増加し続けています。
とても良い事とは思いますが、中身をみると、あれっとおもいます。留学で何を学ぶのかが重要ですよね、もちろん。
年間10万人以上が海外留学していますが、短期留学がほとんどで、さらに学んでいるのは語学だそうです。
語学なんて、もう数年で自動翻訳機ができるでしょうし、さらに短期で語学を学んで、何になるのか?なんのためか?。
海外留学をせっかくできる恵まれた環境なのに、もっと海外でしか学べない大切なことを学ぶべきではないかなと残念です。
例えば、思考力、議論の仕方、学ぶ姿勢、何のために学ぶのか、です。
日本の大半の大学は、相当積極的に関わらないと、上記のことは、身に付きません。
海外からみると、日本の大学はレジャーだそうです。その通りですね。入学まで頑張って、四年間遊ぶんです。東大、京大レベルではわかりませんが、根本的にはかわらないでしょう。
米国では、大学の平均卒業年数は、六年です。留年して当たり前なんです。もちろん、日本の留年とは、訳が違います。日本の留年は、大学に行ってない、テストを受けてないとかそんな低いレベルです。
先日、マサチューセッツ工科大とハーバード大学へ行きましたが、到底追いつけないなと感じました。
追いつけないとしても、離されないよう抜本的な改革が必要ではないでしょうか。
弁護士 飛渡 貴之