豊かさを示す指標としてGDPが使われてきました。
国内総生産の略ですが、文字の通り、国内における生産高を示すものです。つまり、物をつくることにおける指標であり、物を作らないことは加味されません。
現在では、IT技術が急速に発展し、物をつくらない豊かさ、物をつくっても無料の豊かさに溢れており、GDPには反映されない、たくさんの豊かさがあります。
日本の統計の基礎が揺らいでいる中ですが、何を指標とするかという議論も必要ではないでしょうか。
今のGDPという指標はもはや古い指標であり、人口が増えないと増えない指標でもありますし、ますます人口が増えないと増えない指標となってます
そうはいっても
物をつからない豊かさ
物をつくっても無料である豊かさ
をはかることはとても難しいでしょうが。
弁護士 飛渡 貴之