石綿(アスベスト)被害の国家賠償が始まります。

平成 26 年 10 月 9 日、石綿工場で働いていた方達が国家賠償を求めていた大阪泉南アスベスト訴訟で、最高裁が国の責任を認める判決を下しました。

これを受けて、厚労省は、同様の被害者に対して、訴訟上の和解による国家賠償の支払いを開始することを決定しました。

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000075130.html

昭和 33 年 5 月 26 日から昭和 46 年 4 月 28 日までの間に石綿工場で働いていた方は、この制度により健康被害に対する国家賠償を受けられる可能性があります(※既に労災等で賠償を受けている方も対象になります)。

請求が遅くなると、時効などで賠償金を権利を失う可能性もあります。該当する方がおられましたら、なるべく早く弁護士にご相談することをお勧めします。

弁護士 松田 健人