モラハラかもと思ったら
モラハラ度チェック
結婚する前は優しかった彼が、いざ夫になった途端豹変してしまった、2人きりになると態度が変わるという方は「モラハラ」を受けている可能性が非常に高いです。以下の例を挙げるので、いくつか当てはまるかチェックしてみてください。暴力は振るわれないにしても、言葉の暴力や態度によって、あなたがストレスを受けていることは間違いありません。当てはまる数が多ければ多いほど、モラハラ度が高くなります。まずは、いくつ当てはまるか確認した上で、今度どのような対策をとっていくか考えてみてください。
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不機嫌な理由を言わずに、無視したりキレる
さっきまで機嫌が良かった夫がいきなり不機嫌になり、その原因を言わずにあなたが謝り続けるような状態が続く、ということがあれば立派なモラハラです。「お前はそんなことも分からないのか」とキレたり、嫌味を言い続ける、無視するなどの行動をとります。
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自分と異なる価値観を持っている人を見下す・許容できない
モラハラ加害者の根底には、支配欲があると言われています。特にモラハラ夫(妻)には「自分と異なる価値観を持っている人を許せない」という傾向があります。そのため、新しい価値観や意見によって自分が支配できない環境になると、貶す、罵声を浴びせる、相手を見下すなどの行動にでます。
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お店の店員や年下に対する態度が悪い
モラハラ夫(妻)は、基本的にプライドが高いため、自分よりも地位が低い人や年下の人、自分よりも目下だと判断した人に対して偉そうな態度をとることがあります。具体的にはお店の店員に対して、無理な注文を要求したり、支払いをする際にお金を投げるなどの失礼な態度をとります。
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自分のミスを認めない
モラハラ加害者は、常に自分は正しいと思っているので、自分のミスは絶対に認めません。ミスをしても配偶者であるあなたのせいにします。成功した場合は、自分の功績とする人が多いです。またミスを指摘するとキレだすこともあります。
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「お前のためにやっている」と言い張る
例えばモラハラ夫(妻)の行動に対して悲しいと伝えたり、批判するようなことを言うと「お前のためにやっているのに」と言い張り、善意でやっていることをお前が悪意でやっていると受取るのが悪いと言ってきます。誰が見ても嫌がらせにしか見えない態度も、モラハラ加害者は善意でやっていると主張してくるのです。
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あなた以外の人には「優しく良い人」と見られることが多い
モラハラ夫(妻)は、自分の立場を強く気にする傾向にあります。そのため、あなた以外の人には優しく良い人と映っていることが多く、例えば他人にモラハラを受けていると相談しても信じてもらえない場合が多いです。
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あなたが大切にしているものを傷つける
子供や親族など、あなたが一番大切にしているものに対して悪口を言ったり、否定して傷つけます。もしもあなたがモラハラ夫(妻)の言うことを聞かずに行動した場合に、物に当たったり悪口を言うこともあります。これらの行動は全て、あなたを意のままに動かし支配したいという欲求から起こります。
今すぐに「検討するべきこと」とは?
それでは、パートナーのモラハラ度をチェックしたところで、これから検討するべきことについてご紹介します。
別居する等モラハラから逃げる方法を検討する
まずはこれ以上、モラハラが酷くなる前に別居などを検討し、被害を受けないようにすることを検討してください。離婚を決意して、モラハラ夫(妻)に「離婚したい」と伝えたとてもいきなり怒り出し、モラハラが更にエスカレートしてしまうことがよくあります。逆に謝罪の言葉を述べ反省した態度を見せるモラハラ夫(妻)もいますが、基本的に考え方は変わっていないので改心して態度が変わる、という可能性は極めて低いです。まずは別居等をすることでモラハラ夫(妻)と物理的な距離をおくことが大切です。
弁護士などの専門家に相談する
このようなモラハラ問題は、モラハラを受けているかを含めて、離婚に詳しい弁護士に相談することが重要です。また、ご依頼いただけますと、被害者であるあなたが、直接モラハラ夫(妻)と交渉しなくても済みます。弁護士が間に入った方が、話がスムーズに進み離婚への近道となります。まずは専門家に相談することが大切です。
費用が気になって相談できずにいる方へ
どうしてもモラハラ夫(妻)と離婚したいのに、加害者と別居したり離婚した場合、収入面や生活費について心配になり離婚に踏み出せずにいる方も多いです。実際に離婚するとなれば、親権や養育費、今まで受けたモラハラについての慰謝料を請求できるか、など様々な課題をクリアしていく必要があります。
離婚するために弁護士に相談する場合にはいくらかかるのか、離婚が成立した後の生活費や養育費、子供がいる方は親権を勝ち取るための方法なども合わせてまずは、弁護士に相談することが大切です。実際に弁護士を雇って、裁判に話しを持っていく、となればお金がかかります。大切なことは、モラハラを受けているあなたが一人で抱え込まないことです。一人で考えてもモラハラ夫(妻)の支配下にいる間は、状況は何一つ変わらないからです。まずは一歩踏み出してみること、プロに助けを求めるということが離婚への第一歩に繋がります。
まとめ
パートナーのモラハラでお悩みの方は、まずは一人で悩まないことが大切です。客観的にみてくれる弁護士などの専門家に相談すること、モラハラ夫(妻)との距離を置くことでまずは自分の身を守ることが大切です。その上で今後、具体的にどのように行動に映していくか考えることが大切です。キャストグローバルには離婚の問題に強い弁護士が在籍しています。離婚問題は夫婦によって様々です。当事務では3,200件を超える離婚相談に応じてきましたので、あらゆるケースに対応できる経験と知識がございます。お悩みの方はキャストグローバルまでご連絡ください。
この記事の監修者
弁護士法人キャストグローバル 離婚記事担当
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