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自分の不倫

はじめに(自分の不倫)

まず、言わずもがなですが、配偶者から慰謝料請求をされる可能性があります。また、配偶者が、不倫相手にも慰謝料請求をする可能性があります。
次に、離婚を望まれていたとしても、自分の不倫ですから、それを理由に裁判で離婚が認められることはありません。もっとも、自分の不倫以外の理由により、認められる可能性は十分にあります。ただし、自分に不倫がない場合より高いハードルとなることは事実です。

したがって、不倫をしてしまった方が、離婚を切り出して合意を得るため為には、相応の交渉力や代償が必要です。

不倫をした場合の注意点

1. 浮気なのか本気なのか

大学生ではあるまいしそんなこと、といいたいところですが、大人になっても衝動的な行動をとってしまいがちです。
不倫相手は、たった今であったばかりの方の新鮮さで、天狗並みの下駄をはいています。そんな下駄をはいていることを忘れて、単純に配偶者と比較してはいけません。冷静になって、本当に離婚したいのか考えましょう。

2. 不倫の証拠を残さない

長期間浮気に慣れてしまっていたからか、何一つ警戒していない、わきが甘い方がおられます。
また、最近は、探偵を利用し、ラブホテルへの出入りをバッチリとって相談に来られる方が大幅に増えてきました。デジタル化が進んだために、昔のように一日中へばりつく必要がなくなったので調査する方も相当楽になり、調査費用も下がってきたことが原因でしょうか。

裁判では一般的に、やったやっていないの水掛け論になった時は、やっていないという判断になります。裁判でなくても、なんの客観的証拠もなしに請求されても、支払うことになることは少ないように思います。
したがって、証拠を相手にとられないように注意しましょう。不倫相手に残しておくことも危険です。妻(夫)にばらすぞと、言われているという相談もたくさんあります。

ご相談いただいた中で、よく見られる証拠は、多い順に、LINE→携帯メール→探偵の調査報告書→自白、現場の録音→Facebookまたはメッセンジャーです。最近は、LINEが圧倒的に多いです。なお、自分がLINEトークを消してしまえばいいという問題でもなかったりします。相手のトークに残っています。最近のバージョンでは、送信取消が出来るようになったので、送信取消をしてしまえば相手にも残らないという事になります。LINEデータは、かなり暗号化されており復元が難しくなっています。したがって、証拠化される前に消してしまえば安心という事担います。不貞の証拠がないがために、不貞の事実を立証できないこともあります。キャリアを換えてLINEを引き継いだ後に、元のキャリアをオンラインにして、LINEを起動すると、元のキャリアのLINEデータは完全抹消されます。復元は、デジタルの専門家でも不可能のようです。様々な点で証拠を残さないことに注意してください。

3. 証拠が無ければ、認めない方がいい

自白したことが録音されて、決定的な証拠になっていることもしばしばあります。
したがって、安易に認めることは危険です。やり直すつもりで、誠心誠意謝罪するという選択肢はあり得ます。しかし、離婚を決意しているのであれば、不倫を認めることは得策とは言えないでしょう。『他に好きな人できた、ごめん』『そっか』といって別れる、付き合っているだけ関係であれば良くある!?かもしれません。しかし、結婚と付き合いを同じような感覚にしてはいけません。

考えてください。人間は、極めて不合理な生き物です、なぜなら、感情が大きく行動を左右するからです。不倫を認めたことで、なんであなただけ幸せになるの、私は我慢していたのに相手は楽しんでいた、すぐに離婚したら相手の思い通りになってしまう、と強い強い反感をかってしまい、離婚協議において、決定的に不利になりかねません。

4. 慰謝料だけを払わない

不倫について、配偶者から、慰謝料を払えと言われるでしょう。そして、最終的に、離婚の際、いくらかをお支払いすることになる可能性は高いと思います。しかし、離婚とセットにして話を進めていく必要があります。慰謝料、財産分与、養育費を含めて、いくらくらいの支払いで離婚するのかという話をする必要があります。払ってしまった後に、払いすぎたから返してということはとても難しいです。また、自分から払うことは自分がすることなので決めるのは自分です。しかし、払ってもらうこと、相手に何かを求めることは簡単ではありません、たとえ、こちらがどれだけ正当であったとしても。

おわりに(自分の不倫)

自分が不倫しているが離婚したい、いわゆる有責配偶者からの離婚は、裁判で認められるのは難しいです。しかし、どのような状況であっても、離婚は、原則、本人またはその代理人弁護士と交渉し合意によって、するものです。離婚裁判は、一つの小さな武器に過ぎません。

弁護士に依頼するデメリットはやはり費用ということになるでしょう。決して安くありません。
しかし、ただでさえ離婚協議を自分でするのは難しいのに、自分に非があるとなったらとてもとても大変ですし、そもそも協議にならないことが多いです。離婚交渉にかかる大きなストレスと年単位の時間を考えると、離婚に強く、専門性を高めている当事務所にご依頼いただくことで、お金では代えられないものが多々得られると思います。時間をお金に換えることは出来ますが、お金を時間に換えることは出来ません。

キャストグローバルでは、相手との交渉をしっかり行い、速やかな解決を目指しております。お電話でも結構ですので、ぜひ一度、当事務所にご相談下さい。

相手の不倫

はじめに(相手の不倫)

相手が、不倫をしていることに気付いてしまった、とても辛いお気持ちをお察しします。衝動的に、「慰謝料を徹底的に請求してやる」、「離婚だ」と考えてしまうかもしれません。しかし、相手を問い詰める前に、冷静になって考える必要があります。離婚をするのかしないのかという、もっとも大切なことを。もちろん、相手の今後の対応によるところも大きいと思いますが、冷静に考えてください。

冷静に考えた結果、離婚をすると決意したら、離婚に強い、専門性を高めている当事務所にご相談ください。

また、相手の対応によってどうするか決めるという場合、話し合うにあたって、大切なことがあります。

一方的に相手を責める話し合いにしない

相手が悪いことは相手も十分わかっています。悪いと分かっている相手に、あなたが悪いと責めても、謝罪以外できません。
さらに一方的に攻めると、相手も怒ってしまいます。逆切れといえばそれまでかもしれませんが、逆の立場だったらどうでしょうか。

怒りに任せて話さない

怒りという感情は、自分だけでなく相手にも伝染し、話し合いが進むことはありません。

自分の気持ちをしっかり伝える

自分が不倫されてどうおもったのか、悲しかったのか寂しかったのかを伝えましょう。裏切られて悲しいと言われたら、あなたはどう思いますか。
相手も素直になり良い話し合いができます。

会話をすべて録音する

念のため、すべての会話を録音しましょう。相手の自白が録音でき、離婚、慰謝料を請求する場合には、証拠となります。

相手の不倫が発覚した場合の注意点

1. 証拠を確保する

相手が不倫を認めていたとしても、なんら証拠が無いと、あとで不倫していないし認めていないといわれてしまいます。LINE、メール、自白録音等、不倫の証拠を残しておきましょう。

2. 安易に行動しない

相手の不倫がわかり、相手は離婚したがっている場合、相手の方から離婚をしたいと言ってくる場合もあります。また、不倫がわかり、愛想を尽かせて、離婚を申し入れる場合もあるでしょう。両方が離婚に同意したとして、とりあえず、離婚届だけ作成して届出てしまう夫婦がいます。そして、後々、問題が生じ、離婚じたい直ちにすべきでなかったということもあります。

また、衝動的に、家を出てしまうのも問題がおきます。生活の基盤を失い困ってしまう、不倫の証拠は取ってなかったし、もう取れなくなってしまいます。

3. 最も大切なことは

衝動的に行動したことで良い結果を生むことはほとんどありません。はじめに述べましたが、相手が不倫したことは、裏切られた気持ちになりとても悲しいことです。
しかし、相手の不倫が、浮気なのか本気なのか、常習的に浮気をしているのか一回きりに浮気なのか、最近の夫婦関係は良好だったのか、冷静に考えたうえで、これからどうするのかを考える必要があります。

不倫相手への慰謝料請求

不倫した配偶者に対してだけでなく、その不倫相手に対して、慰謝料を請求できます。不倫相手は、あなたとの信頼関係なんてありませんし、すんなり慰謝料を払ってくれるとも限りません。
そもそも、結婚しているなんて知らなかったと言ってくる場合もあります。

おわりに(相手の不倫)

慰謝料請求を求める、離婚を求める、いずれにしても、当人で交渉するのは、大変なストレスがかかります。不倫相手、不倫をした配偶者の経済状況、周囲の環境によっては、いわゆる相場(裁判例で認められている金額)ではなく、交渉次第で相当高額な慰謝料を取得できる場合があります。すなわち、弁護士によって、結果が大きく変わるのです。
また、離婚となると、様々な離婚条件があり、その結果にはさらに大きな差があります。

キャストグローバルでは、離婚・慰謝料について、専門性を高めており、交渉力を高める勉強会・研修をしております。どのように離婚を進めていくかお悩みの方は、ぜひ一度、当事務所にご相談下さい。

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離婚に強い弁護士にご相談ください。