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モラハラ夫の特徴

突然ですが、皆さまは「モラハラ」という言葉をご存じでしょうか。
近年、様々な「ハラスメント」が問題となっていますが、そのうちの1つにモラハラ(モラル・ハラスメントの略)というものがあります。モラル・ハラスメントとは、DV(家庭内暴力)の1つですが、身体的な暴力ではなく、暴言や音による精神的な暴力・嫌がらせであることが特徴です。
モラハラは男女両方が加害者となり得ますが、今回はモラハラを行う夫(通称「モラハラ夫」)の特徴についてまとめましたの、ご参考にしてみてください。

モラハラ夫の特徴

モラハラ夫は、「妻や子供よりも自分の方が立場が上である」と思い込んでいることから、妻や子供に対して支配的になることが多くあります。そのような思い込みから家庭生活で現れるモラハラ夫の特徴を5つご紹介しますので、当てはまるかチェックしてみてください。

  • 怒鳴ったり、大きな音を立てることで妻や子供を威圧する

    先ほども述べましたように、モラハラとは暴言や音による精神的な暴力・嫌がらせのことで、それを手段として妻や子供に対して支配的な態度をとります。
    怒鳴ることはもちろん、ドアを勢いよく閉める、物を思いっきり置く、壁を叩く等の行為により大きな音を立て、自分の感情を妻や子供に伝えることを目的とします。
    身体的な暴力ではないとはいえ、怒鳴られた場合や大きな音を自分に向けられた場合には、恐怖により精神的なダメージを負うことが多くあります。
    また、大きな音によるモラハラは、言葉を介さないことから夫の感情を推測するしかなく、妻や子供の日常生活が過度に委縮してしまうこともあります。

  • 感情の起伏が激しい

    感情のコントロールが苦手であることもモラハラ夫の特徴の1つで、些細なことで機嫌が悪くなったと思えば、急に優しくなるといったこともしばしば見受けられます。
    妻や子供は、その時々の夫の感情に振り回されますので、日常生活で多大な精神的負担を感じることになります。

  • 嫉妬することが多く、妻を束縛する

    モラハラ夫は、「妻よりも自分の方が立場が上である」という思い込みをしていることが多いため、妻が異性と交流を持つことが許せないことが多くあります。その結果として、妻の友人や勤務先の男性に対して嫉妬し、日常的に妻を束縛することがあります。
    この場合、妻は束縛により行動を過度に制限され、また、異性と交流をもった際には、「あいつ(他の男性)のことが好きなのか」「浮気をしているのか」などと責め立てられることで精神的な負担を感じることになります。

  • 妻や子供を否定する

    モラハラ夫は「妻や子供よりも自分の方が立場が上である」との思い込みから、妻や子供が自立することを否定する傾向にあります。例えば、「お前は俺の金で飯を食っているくせに」や「誰のおかげで生活できていると思っているんだ」などの言葉で、妻や子供が自らに依存していることを示します。
    また、妻や子供よりも自分が正しいと思うことで、妻や子供の意見に聞く耳を持たず、妻や子供の行動を否定することも多くあります。
    これらの否定的な行動により、妻や子供は人格を否定されたように感じ、自信を無くしてしまいますので、モラハラ夫の言いなりとなってしまうケースもあります。

  • 自分の非を認めず、謝らない

    モラハラ夫の特徴の1つとして、プライドが高いということが挙げられます。
    先ほど述べましたように、モラハラ夫は妻や子供の考え・行動に否定的になることが多くありますが、自らが間違っていた場合でも非を認めず、謝らないことが多くありますので、たとえ自分が正しかったとしても、妻や子供には、日々どこかすっきりしないモヤモヤした気持ちが募っていきます。
    家庭生活は共同生活ですから、時にはどちらかが折れたり、妥協することで円満な生活を築くことができるものですが、常に妻や子供が折れ、妥協することで、妻や子供は、常に自分が誤っていると思い込んでしまいます。
    このような状態が続けば、妻や子供に不満や精神的な負担が積み重なりますので、円満な家庭生活を築くことが困難となってしまいます。

今回はモラハラ夫の特徴を5つご紹介しましたが、該当する項目が多ければ多いほどモラハラ夫に該当する可能性が高くなります。
また、上記の特徴はモラハラ夫の特徴のほんの一部に過ぎませんので、該当する項目が少なかった場合でも、その他に日常的に夫から精神的な暴力・嫌がらせを受けている方はモラハラの被害者となっている可能性もございます。
モラハラはれっきとした不法行為であるため、慰謝料請求をすることができる場合があり、また、モラハラを受けていることが「婚姻を継続し難い重大な事由がある」(民法770条1項5号)として離婚原因となる可能性もあります。
モラハラに関して、お心当たりのある方やご不安を感じている方は、弊所までお気軽にご相談ください。

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