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離婚したいが進め方がわからない方へのアドバイス

1. まず現状の確認を

まずは状況の確認が必要です。確認すべき項目として、大きく4つあると思います。夫婦の財産のこと、子どものこと、離婚後の生活のことです、相手との関係性です。
夫婦の財産のこととして、これまでの生活の中で、どちらが財産管理しているのか、結婚当初から財布が別々だったのかによって、状況は大きく異なります。

ご自身が財布の紐を握り財産管理されている場合は、夫婦の共有財産の詳細を十分に把握されていると思いますので安心です。預貯金、株式等証券、保険などあらゆる財産をしっかり再度確認ください。そういえば、ご相談者の中に、旦那様のお小遣い残まで把握されている方がおられて、びっくりしたことがあります。相手が財産を管理して財布の紐を握っている場合は、相手に離婚を悟られないように、財産を把握しましょう。これまで何ら興味を出していなかったのに聞くとなると難しいのかもしれませんが、老後の2000万円問題等を持ち出して、将来設計を考えたいと理由を上手くつける等して確認ください。案外難しいのが、結婚以来完全に別々で財産を管理している夫婦です。これまで相手は相手としてきた財産に対して、聞くのは当然、探るのも難しいと思います。何か良い方法を考えてみてください。

次に、子どものことですね。未成年のお子様がおられる場合は親権者を決めることになりますから、離婚後の子どもの環境を考えて、子どもにとって良い選択をしてあげないといけません。次に、離婚後の生活のことです。離婚した後、生活が成り立つのか、どのように生活していくのかを熟考しましょう。

最後に、離婚する、つまり相手と離婚を合意する点において重要と考えるのが、相手との関係性です。我々は、離婚に強い弁護士として、離婚の相談を相当数いただいていますが、その中で、相手から離婚と言われて根耳に水だった、夫婦関係は良いとまで思ってなかったが、離婚なんてとんでもない、相手は一時的におかしくなっているだけではないかとおっしゃる方が少なくありません。このような場合は、離婚と言われてもそうですねではそうしましょうということには全くなりません。離婚において協議離婚を目指すことが大切、そして相手がいることなので難しいから出たとこ勝負とするのではなく、相手の性格等を考えてうまく立ち回って話を纏めることが出来るようにしましょう。

2. 次に相談する

離婚に強い弁護士に相談しましょう。仮に相談料がかかったとしても相談する方が望ましいと思います。当事務所では、弁護士による電話無料相談をしていますのでぜひご利用ください。離婚は、誰もが当事者になり得ることですから結構身近なことですし、相当の専門的法律が出てくるわけではないことから、弁護士に相談することでもないとお思いの方もおられるかもしれません。しかし、それはもったいないです。相談した結果、意味がなかったと思うことがあっても、デメリットはその時間と相談料です。しかし、おおよそ何かしら得られることはあるのと思いますので、メリットの方が大きいと思います。
ぜひ、離婚に強い当事務所の弁護士にご相談ください。

3. どうすすめる?調停?

いきなり離婚調停をする方もおられるのですが、まずは協議離婚を目指すというのが基本です。もっとも、夫婦の現状、相手の性格等を考えると、当事者間では話し合いに全くならないと考えて、調停するということはあり得ます。したがって、何の話し合いをすることもなく、調停を申し立てることを否定するわけではありません。

弁護士に離婚相談して頂いて、準備不足があれば、その対応をしてください。そして、どのように相手に伝えるかがということが大きな検討事項かなと思います。離婚する多くの夫婦が、離婚の雰囲気が出来てからということにはなりますが、その雰囲気のとらえ方は相手によって結構違います。伝え方によって離婚する時期等結論が変わるということもあり得ると思いますので、安易に伝えずに、考えてほしいと思います。特に男性の方が、あまり考えずにとりあえず離婚だと相手に伝えるということが多い気がします。それが賢い選択となることはあまりないのではないでしょうか。

おわりに