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別居をしている方へのアドバイス

1. 離婚の話し合いを始める

別居に至る経緯によって異なってくると思われますが、まずは離婚をするのかしないのかの決断が必要です。多くの方が別居は離婚へ向けて進んでいることが多いと思いますが、稀に別居後冷却期間を経て円満な夫婦に戻ることがあります。相当少ないとは思われますが。もっとも、相手がどう思っているのかということがとても重要です。相談いただく中にも、相手は出て行ったが、冷静になっていつか戻って切れくれるはずだと思っていたということをおっしゃる方が少なくありません。相手がそう思っていると、協議での離婚が難航するために、相手も離婚はやむなしと思ってくれていることが理想です。離婚を伝えることが重要ですが、多少ともやり直そうと思っている状況で、相手に思わぬ伝わり方をしてしまい、相手が離婚を決意して全くやり直す気がなくなると、取り返しがつかなくなります。

2. 別居しながらもできる準備

別居をしているために、相手の情報を取得することは困難になっているとは思います。もっとも、別居をしているがゆえに、堂々と浮気している、彼女(彼氏)を隠すことなく家に呼んでいるということがあります。相手の家に言って、浮気現場を撮影してきましたというご相談者もおられました。別居を長期間してしまうと、相手との繋がりがなくなってしまい、全くないまたは生活費を振り込んでもらうのみということになってしまいます。そうすると、生活費の銀行口座がどこにあって、給与振込口座はどこで、生命保険はどこに入っていて、学資保険はどこに入っていたなど、細かいことを忘れてしまいます。これらの情報は財産分与等の際に重要な情報となりますから、わかるようにしておいて欲しいです。

次にどう相手に伝えるのかが問題です。円滑な交渉が当人同士で出来るのであれば、良いのですが、なかなか難しいと思います。第三者たる専門家の弁護士に依頼するメリットは大きいでしょう。確かに、離婚にかかる弁護士費用決して安くありません。しかし、当人同士の交渉によるストレス、何年もの間交渉することの時間のロスはお金では代えがたいものです。

3. すでに離婚について話し合っている

もうすでに話し合いが進んでいて、揉めることが少なく、条件もまとまりそう。そんな方であれば、そのまま合意してしまうのでよいでしょう。
ただし、後々、揉めて紛争になることも少なくありません。ですから、離婚協議書は必ず作っておきましょう。お互い揉めないために作ると言えば、それほど問題ではありません。夫婦そろって事務所に相談に来て、互いが揉めないための離婚協議書を作ってほしいという相談もあります。

しかし、何度話し合っても同じことを繰り返し、過去のことを問い詰められるなどして、話が前に進むことなく、まとまりそうもないという大変な場合も多いかと思います。あの時おまえがどうしたからこうなったなど、話を始めると過去を持ち出して問い詰められて罵倒される、どちらもけんか腰になってしまい冷静な話し合いができないなど、揉めに揉めるが全然前に話が進まないということはありませんでしょうか。交渉に苦労が想定される場合には、離婚に強い弁護士に相談・依頼する方がよいでしょう。もちろん、すでに揉めに揉めて話が前に進まないという場合は、離婚に強い弁護士に相談・依頼下さい。

確かに、離婚にかかる弁護士費用決して安くありません。しかし、当人同士の交渉によるストレス(離婚交渉でうつ病を発症した方もおられました)、何年もの間交渉することの時間のロスはお金では代えがたいものです。

4. 別居による裁判離婚

相手が頑として離婚を拒否する、のめない条件をのまないと離婚しないと折れないなど、協議離婚が暗礁に乗り上げることが稀にあります。そうなってしまうと、裁判離婚を視野に入れていきましょう。
別居がある程度継続すると、婚姻を継続しがたい重大な事由があるとして、裁判でも離婚が認められる可能性があります。昔は、5年は必要と言われていました。しかし、昨今、5年は長すぎるという傾向になってきました。法律婚を重んじる日本において、5年もの期間、再婚できないというのは、あまりにも問題ですもんね。最近では、3年の別居期間で離婚を認めた裁判例が出てきました。

したがいまして、最悪、離婚協議がまとまらなかったとしても、別居開始3年たったころに判決が下るように、予定を組んで進めることができます。つまり、別居開始後1年半から2年くらいで、離婚訴訟を提起します。

おわりに

別居することになった事情により対応は変わって来るとは思います。しかし、離婚に向けて進みだしている方が多いかと思います。ご相談にたたいた方には、もっと早く相談していたら良かったという言葉をいただきます。ぜひ、早めにご相談を頂ければと思います。

今、弁護士に相談すべきかと思われるかもしれませんが、少なくとも離婚する決意をしたら、弁護士に相談するタイミングです。離婚に強く、離婚の専門性を磨いている弁護士法人キャストグローバルに安心してご相談ください。

皆様の第二の人生が晴れやかにスタートできるように、当事務所の離婚に強い弁護士が、サポートさせていただきます。

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