「法科大学院 1年短縮 文科省改善案、来年の導入検討」
https://www.mainichi.jp/articles/20180203/k00/00m/040/155000c
どうやら法科大学院の年数を1年短縮して、他学部・社会人経験者の3割確保の目標を撤廃する動きがあるようです。
確かに、10年近く前に私がロースクールに入った頃にはすでに「未修者」といいながらも法学部出身者がほとんどで、いわゆる純粋未修者というのはごく一握りの状況でしたので、やむを得ない部分もあるのかもしれません。大山鳴動して何とやら……という皮肉を言いたくなる気もします。
ですが、他学部かつ社会人経験者としてロースクールに進んだ者の一人としては、自分自身はこのロースクール制度がなければ弁護士にはなっていなかったと思いますし、多様な人材確保というロースクールの理念自体には間違いはないと思います。
今後、どのような制度設計にするにせよ、他の領域から法曹を目指そうというやる気と能力のある人たちに道を閉ざすような形にならないことを望みます。
弁護士 松田 健人