交通事故被害に遭った時、どのタイミングで弁護士に相談するべきか
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目次を表示弁護士に依頼する事で解決までの期間が短くなる?!
交通事故は突然やってきます。
日頃から交通事故に備えて準備をしている人はほとんどいないので、交通事故に遭うと誰もが慌てふためいてしまいます。
とりあえず警察に連絡して、病院へ行って…バタバタしているうちに、加害者側の任意保険会社の担当者から連絡が来ます。そして、ケガの症状が固定した頃に本格的な示談交渉が始まるのです。
もちろん、任意保険会社の担当者は加害者側についているので、損害賠償額を少なくしようとします。示談交渉で保険会社の言うことを鵜呑みにしてしまっては、被害者側は損をする可能性が高いのです。
かといって、被害者が自分一人で示談交渉を戦おうとするのは大変です。専門用語や損害賠償額の相場について、プロである保険会社の担当者は熟知しています。一方、被害者は何も知らないことがほとんどです。一人で立ち向かうのは、交通事故で疲れ果てた身体と心に大きな負担となってしまいますし、非効率であることが多いのです。
そこで頼るべきなのが法律のプロ、つまり弁護士です。
何十件、何百件もの交通事故を扱ってきた弁護士であれば、示談交渉を効率的かつ有利に進めることができます。
事故のどの事実が重要なのか、損害賠償額の相場が幾らか、今後の手続をどう進めるのか、全て判っているので、無駄な時間を割くこともなく、示談終了までの時間も短くなるのです。
また、弁護士に相談することで心強い味方が得られ、心の平穏も得られます。
ただし、相手の言いなりですべて終わらせることはできません。ですから、純粋に相手の言いなりで終わるのみであれば、スピードはそちらの方がはやいかもしれませんが、、、それでいいのでしょうかとなります。
相談タイミングは早ければ早いほど良い
では、どのタイミングで弁護士に相談すべきなのでしょうか。
結論から言うと、相談するタイミングは早ければ早いほど良いです。
早く相談すれば、領収書などを含めどのような書類を証拠として残しておくべきか判ります。また、弁護士からお医者様にかけあい、後の示談のために検査を行ってもらうこともできますし、どういう準備をしておくかを助言できます。お医者様は、治療するために一生懸命されますが、立証するためには動いていませんので、後から時間を戻せなくて困るなんてことにもなります。
また、早く相談することで安心して治療に専念できるようになるのも大きなメリットでしょう。
【関連動画】弁護士が解説!弁護士に事故を相談する時、どんな情報が必要?
多くの人が治療中のタイミングで弁護士に相談する
とはいえ、交通事故の直後はあまりに忙しくて弁護士に相談するどころではない人が多いものです。
周りに頼れる親族がいればその人に代わりに相談してもらうこともできますが、親族がいても忙しくて時間が取れない人も多いでしょう。
それでも多くの人は、ケガの治療が終わるまでには初回の相談を済ませています。
ケガがこれ以上良くならない状態になること(つまり治療が終わること)を「症状固定」と呼びますが、交通事故の後遺障害の程度は症状が固定されて初めて判断できるのです。そのため、本格的な示談交渉は治療がおわり、後遺障害等級認定が終わった後に始まります。
示談交渉が始まる前に一度、弁護士と話して状況を整理し、いつでも代理人として来てもらえるように準備しておくために、治療が終わるまでには初回の相談を済ませておきたいものです。
また、治療が終わると自賠責の後遺障害等級を認定してもらうために損害保険料算出機構に書類を提出することになりますが、この書類に不備があると認定を逃してしまうこともあります。治療中から弁護士をつけて、提出前に書類の内容を確認してもらえばこの点でも安心です。
どのタイミングからでも相談が遅すぎるという事はない
相談のタイミングは早ければ早いほど良いと言いましたが、
「ああ、もう自分はすでに治療を終えてしまったし、相談しても仕方がないんだ…」
などと思う必要はありません。
後遺障害等級の審査が終わり、認定されなかった場合でも、不服申立によって結果がひっくり返る可能性があります。
また示談のほうも、最終的な合意をしていない限りはいくらでもやり直しが効きます。
ただし、示談が終了し、示談書を交わしたとなると話は違って来ます。
示談が終了したということは、
「はい、この件はこれで解決、お互いもう何も文句を言いません」
と取り決めたということを意味します。
その後で、
「やっぱり納得いかない、弁護士についてもらったので示談をやり直したい」
と言うのは通用しないのです。これは被害者側でも加害者側でも同じです。
ごくごく稀に、示談のやり直しが認められることもあります。しかし、まずやり直しは効かないと思っておいたほうが良いでしょう。
相手の提案する示談内容に納得がいかない場合、決して簡単に同意せず、まず弁護士に相談することが重要です。
初回相談は無料で受け付けている弁護士が多いので、気軽に相談すると良し
弁護士に相談したほうがいいとは言われても、相談料が高そうだし…と思って悩んでいる人も多いことでしょう。
当事務所では相談から解決までご負担はありません。交通事故の相談に関しては完全成功報酬制で対応させていただいておりますので、弁護士費用は、賠償金取得後に賠償金の中からお支払頂くことになります。
また、弁護士費用の見積もりをご提示しますので、費用倒れになるのか判断できます。事務所にお越し頂いたからといって、依頼しなければならないということはありません。安心して遠慮なく無料相談をご利用ください。