足関節果部は、腓骨の一部である外果と脛骨の一部である内果、脛骨遠位端前側の内果と脛骨遠位端後側の後果のことです。
俗に、梅干し？とか、くるぶし？と呼ばれている部分で、足首の関節を形成している脛骨、腓骨の遠位端と理解してください。

本骨折は経験則上、足部変形と足関節の機能障害を多くのケースで残します。

足関節を形成している骨は、足関節の上にある脛骨・腓骨の遠位端と脛骨・腓骨の遠位端と接触している距骨、脛骨・腓骨と靭帯でつながっている踵骨となっています。

足首の運動について少し説明しておきますが、足首の運動は、つま先を上げる背屈、つま先を下げる底屈、内側につま先を向ける内転、外側につま先を向ける外転、足を内側に捻る回内、足を外側に捻る回外の4運動です。
通常、自分の足の裏を見る場合、内転・回外・底屈の動きを一緒にさせる必要があります。

症状

骨折の状況により症状が変わります。
内側・外側への衝撃により足首を骨折したときは、腓骨の下端と脛骨の下端が骨折し、三角靭帯や踵腓靭帯も断裂して、距骨が異常に内転・外転したりします。
もちろん、激痛と腫脹は必発です。

診断

距骨の動きや受傷時の状況、単純XP撮影で、確定診断します。