腱板の切断の場合、激しい痛みと腫れを生じます。
腕を伸ばし、気をつけの姿勢で、ゆっくり横に腕を上げていくと肩より30°程度上げたところで痛みが消失します。

完全に断裂を起こしている場合は、自分で腕を上げることはできず、他人の力でも、疼痛のため肩の高さ以上は上がりません。

断裂がある場合は、肩関節造影を行うと、肩関節から断裂による造影剤の漏れが認められます。

症状

腱板の切断の場合、激しい痛みと腫れを生じます。
腕を伸ばし、気をつけの姿勢で、ゆっくり横に腕を上げていくと肩より30°程度上げたところで痛みが消失します。

完全に断裂を起こしている場合は、自分で腕を上げることはできず、他人の力でも、疼痛のため肩の高さ以上は上がりません。

診断

診察では、肩が挙上できるかどうか、拘縮があるかどうか、肩を挙上して肩峰の下で軋轢音があるかどうか、棘下筋萎縮があるかどうか調べます。軋轢音や棘下筋萎縮があれば、腱板断裂を疑います。
X線(レントゲン)所見では、肩峰と骨頭の間が狭くなります。MRIでは骨頭の上方の腱板部に断裂の所見がみられます。

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