その他の事故

四輪車と二輪車(バイク)のドア開放事故

事故状況

道路に駐停車している四輪車のドアが開き、四輪車の横を通行しようとした二輪車(バイク)が衝突した事故です。

基本過失割合

道路交通法では、運転者は、安全確認をしないでドアを開けたり、車両から降りたりしないようにしなければならないと定めています。また、同乗者がそのようなことをしないように、運転者が必要な対応を行わなければならないと定められています。(道路交通法71条4の3)
そのため、ドアを開いたBに大きな過失があります。

一方で、Aにも前方を確認する義務があります。

よって、A:10%、B:90%が基本過失割合です。
なお、衝突の直前にドアが開いたケースなどでは、Bに100%の責任が生じることもあります。

当サイトでご紹介する過失割当のご注意

当サイトでご紹介している過失割合は、過去の裁判例及び別冊判例タイムズ38(交通事故における過失相殺率の認定基準「全訂5版」)を参照しております。実際の交通事故においては、個別具体的な状況によって過失割合が決まりますので、当サイトでご紹介している過失割合とは結果が異なる場合がございます。あくまでも参考としてご確認ください。