離婚調停中に浮気が発覚!慰謝料請求と有利に進める対処法を弁護士が解説

監修者 弁護士法人キャストグローバル
離婚部弁護士
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目次を表示離婚調停中という複雑な状況でパートナーの浮気が発覚し、これが調停にどう影響するのか、慰謝料は請求できるのかと、大きな不安と怒りを感じているかもしれません。
この記事を読めば、離婚調停中の浮気が法的にどう扱われるのか、そしてあなたの状況でどのような不利益や利益がもたらされるかを正確に把握できます。
その上で、証拠集めや弁護士への相談など、次に取るべき最善の行動を判断できるようになるでしょう。
離婚調停については「離婚調停とは?流れ・費用から有利に進めるポイントまで弁護士が解説」で詳しく紹介しています。
この記事でわかること
・ 慰謝料請求の可否を分ける「婚姻関係の破綻」という判断基準
・ 慰謝料問題に留まらない、調停全体が不利になる深刻なデメリット
・ 浮気が発覚した際に、まず取るべき冷静な証拠収集という対処法
離婚調停中の浮気は「不貞行為」として慰謝料請求の対象になる?

離婚調停中であっても、法的に婚姻関係が継続している以上、配偶者以外の人と肉体関係を持つことは不貞行為であり、慰謝料請求の対象となる可能性があります。
ただし、すべてのケースで認められるわけではありません。
重要なのは、浮気が行われた時点で、夫婦の関係がすでに婚姻関係が破綻していたか否かです。
この夫婦関係の破綻の有無が、慰謝料請求の可否を大きく左右します。
判断の分かれ目は「婚姻関係の破綻」が認められるかどうか
「婚姻関係の破綻」とは、夫婦として共同生活を継続する意思や実態がなく、関係修復の見込みがまったくない状態を指します。
単に仲が悪い、口もきかないといった状況だけでは破綻とは認められにくいです。
具体的には、長期間の別居、離婚に向けた具体的な協議の進行度合い、生活費の分担状況など、複数の要素から総合的に判断されます。
離婚調停中であるという事実だけでは、直ちに婚姻関係が破綻しているとは断定できないため、注意が必要です。
離婚調停中でも不法行為とされる3つのケース
離婚調停中であっても、不貞行為が不法行為として慰謝料請求が認められやすいケースが存在します。
第一に、離婚調停中ではあるものの、夫婦の一方が離婚に同意しておらず、関係修復の意思を示している場合です。
第二に、離婚調停中ではあるものの、まだ離婚条件の折り合いがついていない場合です。
第三に、離婚調停中であり、互いに離婚意思はあるものの、同居を続けている場合です。
浮気にはならない?不法行為と判断されにくい2つの状況
一方で、離婚調停中の浮気が不法行為と判断されにくい状況もあります。
一つ目は、夫婦双方が離婚に合意しており、離婚を前提として条件を整えるために調停を進めている場合です。
この場合、すでに婚姻関係は破綻していると判断される可能性があります。
二つ目は、長期間にわたり別居している状況です。
別居期間が長ければ長いほど、客観的に見て夫婦関係の実態がないと判断され、その後の異性との交際が不貞行為とは認められない可能性が高まります。
慰謝料だけじゃない!調停中の浮気がもたらす影響とは?

離婚調停中に配偶者の浮気が発覚した場合、その影響は慰謝料の問題だけに留まりません。相手の不貞行為は、調停手続き全体において極めて有利な状況をもたらす可能性があります。
特に、調停を進行する調停委員や、将来的に裁判に移行した場合の裁判官の心証(裁判官などが抱く確信や印象)に対して、相手の不誠実さと信頼性の欠如を示すことになります。
これは、慰謝料請求のみならず、親権や財産分与の条件交渉においても大きなアドバンテージとなります。
相手の不貞行為を調停や裁判で最大限に活用するためには、こうした戦略的な対応が不可欠です。
配偶者の裏切り行為に対して、正当な権利をしっかり守り、本来得られるべき条件を確実に勝ち取るためにも、早期に専門的な対策を講じることが重要です。
浮気をした相手に対し、親権や財産分与で有利な判断が引き出せる
調停は、調停委員を介した話し合いの場です。調停委員は、双方の主張を聞き、公平な解決を目指しますが、その判断には当事者の誠実さや信頼性といった心証も影響します。
調停中に浮気をした配偶者は、不誠実で反省していないという印象を調停委員に与えます。この負の心証が形成されることで、親権者の適格性や財産分与の分配割合といった、法律で明確な基準がない部分の判断において、浮気をされた側に有利な方向へ働く可能性が高まります。
配偶者の裏切り行為に対して、法的なロジックと相手の信頼性喪失を組み合わせることで、ご相談者様が親権や財産分与でより有利な条件を確実に勝ち取れるよう、全力でバックアップいたします。
相手の浮気発覚による調停促進
相手の不貞行為という客観的事実は、調停委員にとっても、相手がいかに不誠実であるかを示す強力な証拠となります。
この状況は、むしろ調停を有利に進め、浮気をされた側の主張が正当であることを明確にする好機となり得ます。相手の浮気という事実を適切に主張立証することで、調停委員の判断がより有利に傾き、より短期間での解決へ導ける可能性が高まります。
早期に弁護士に相談し、配偶者の浮気を調停戦略に組み込むことで、有利かつ迅速な離婚成立を目指すことが重要です。
離婚調停中に相手の浮気が発覚した時の対処法

離婚調停中に相手の浮気が発覚した場合、怒りやショックで冷静な判断が難しくなるかもしれません。
しかし、感情的に相手を問い詰めるのは得策ではありません。
調停を有利に進めるためには、まず客観的な事実を証明するための行動を起こすことが重要ですし、相手が離婚に応じてくれない場合の対処法も知っておくことが大切です。
具体的には、言い逃れのできない証拠を確保し、それを基に慰謝料請求の可否や金額を検討するという、冷静かつ戦略的な対処が求められます。
相手が離婚に応じてくれない場合の対処法については「相手が離婚に応じてくれない」で詳しく紹介しています。
まずは浮気の証拠を冷静に集めることが重要
相手の浮気が発覚した際に最も優先すべきは、感情的になることではなく、冷静に「不貞行為があった」ことを示す客観的な浮気の証拠を集めることです。
証拠がない状態では、相手に言い逃れをされたり、調停の場で事実無根だと主張されたりするだけで、慰謝料請求は認められません。
まずは気持ちを落ち着け、どのような証拠が有効なのかを把握し、慎重に証拠収集を進めることが、その後の交渉を有利にするための第一歩となります。
別居中でも有効!言い逃れできない証拠の集め方
別居していると相手の行動を把握しにくく、浮気の証拠集めは困難になります。
しかし、有効な手段は存在します。
例えば、配偶者と浮気相手がラブホテルに出入りする写真や動画は、肉体関係を推認させる強力な証拠です。
また、クレジットカードの利用明細やホテルの領収書、SNSやメッセージアプリでの性交渉をうかがわせるやり取りなども証拠となり得ます。
証拠の集め方については「何を調べるべき?浮気や不倫の証拠の集め方」で解説しています。
状況によって変わる慰謝料の請求額と相場
不貞行為による慰謝料の額は、法律で一律に定められているわけではありません。
離婚に至る場合の相場は100万円から300万円程度とされていますが、個別の事情によって大きく変動します。
具体的には、婚姻期間の長さ、子どもの有無、不貞行為の期間や頻度、行為の悪質性などが考慮されます。
例えば、婚姻期間が長く、浮気が原因で離婚に至った場合は、精神的苦痛が大きいと判断され、慰謝料が高額になる傾向があります。
不倫慰謝料については「不倫慰謝料はいくら?相場と請求の14の基礎知識を弁護士が解説」で詳しく紹介しています。
離婚調停中の浮気に関するよくある質問

離婚調停中の浮気については、法的な判断が難しいケースが多く、さまざまな疑問が生じやすいものです。
ここでは、特に多く寄せられる質問について、回答します。
別居中であれば、新しい恋人がいても法的に問題ないのでしょうか?
別居していても、法的には婚姻関係が継続しているため、新しい恋人と肉体関係を持てば不法行為とされるリスクがあります。
ただし、双方が離婚に合意し夫婦の実態が失われている場合には、夫婦関係が完全に破綻していると判断され、問題とされない可能性もあります。
夫婦の状況によって、判断が異なります。
調停中に相手の浮気がわかった場合、慰謝料の増額は可能ですか?
はい、慰謝料の増額を求めることは可能です。
調停中の浮気は、婚姻関係を破綻させた有責性があると判断されます。
相手の不誠実な態度として調停委員に主張し、元々の離婚原因とは別に、新たな不貞行為に対する慰謝料として請求、あるいは全体の慰謝料の増額事由として交渉を進めます。
離婚慰謝料の相場については「離婚慰謝料の相場はいくら?原因別に弁護士が解説|請求できる条件とは」で詳しく紹介しています。
肉体関係がないプラトニックな関係でも浮気と見なされますか?
法律上の「不貞行為」は肉体関係を指すため、プラトニックな関係は慰謝料請求の原因にはなりません。
しかし、配偶者以外の異性と親密な交際を続けることは、夫婦の信頼関係を損なう行為です。
調停委員の心証を悪化させ、結果的に調停が不利に進む可能性は否定できません。
離婚調停中の浮気問題は「弁護士法人キャストグローバル」にご相談ください

離婚調停中の浮気は、法的な判断が複雑なだけでなく、感情的な対立も絡み合い、当事者だけでの解決は非常に困難です。
慰謝料請求の可否、証拠の有効性、調停での交渉戦略など、専門的な知識と経験がなければ、不利な状況に追い込まれかねません。
もし少しでも不安を感じたら、一人で抱え込まずに、離婚問題に精通した弁護士に相談することをおすすめします。
あなたの状況に合わせた最善の解決策を一緒に見つけ出します。
離婚問題全般については「【弁護士監修】離婚の完全ガイド|慰謝料・財産分与・親権・養育費まで徹底解説」で詳しく紹介しています。
離婚専門部を持つ「弁護士法人キャストグローバル」が選ばれる理由

弁護士法人キャストグローバルでは、複雑化する離婚問題に高い専門性を持って対応するため、特定の分野に特化したチーム制を採用しています。
離婚調停中の浮気といったデリケートで専門的な問題も、経験豊富な弁護士が所属する「離婚専門部」が、組織的な知見を活かしてあなたの再出発を力強くサポートします。
弁護士法人キャストグローバルについては「弁護士法人キャストグローバル」で詳しく紹介しています。
離婚問題に特化した専門部署が担当
当事務所では、離婚案件のみを専門的に取り扱う「離婚専門部」を設置しています。
離婚問題は、法律知識だけでなく、交渉術や判例の動向、相手方の心理を読む経験など、多岐にわたる専門性が求められます。
離婚専門部では、弁護士とスタッフがチームとして対応し、個人の経験だけでなく組織として蓄積されたノウハウを最大限に活用。
複雑な事案にも迅速かつ的確に対応できる体制を整えています。
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離婚には、慰謝料や親権だけでなく、財産分与に伴う不動産登記や税金の問題など、法律以外の専門知識が必要となる場面が少なくありません。
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手続きごとに別の専門家を探す手間なく、安心してすべてをお任せいただけます。
まとめ

離婚調停中の浮気は、法的に「不法行為」とされ、慰謝料請求の対象となる可能性があります。
しかし、その判断は「婚姻関係の破綻」の有無など、個別の状況に大きく左右されます。
また、慰謝料だけでなく、調停委員の心証悪化により親権や財産分与で不利になるなど、調停全体に深刻な影響を及ぼすリスクも軽視できません。
もし相手の浮気が発覚した場合は、冷静に証拠を集め、専門家である弁護士に相談することが、あなたの権利を守り、有利な解決を目指すための最善策です。
当事務所では、初回無料でご相談を承っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
詳しくは「離婚・慰謝料解決サポート|弁護士法人キャストグローバル」をご参考ください。
監修者
弁護士法人キャストグローバル 離婚部
離婚に関する記事は、当事務所の弁護士・専門スタッフが監修しています。離婚・男女問題のご相談を中心に、これまで6,200件以上のご相談に対応してきました。
離婚・男女問題で不安や悩みを抱えながら一歩を踏み出そうとしている方へ、法律のことはもちろん、心に寄り添う対応を心がけています。夫婦カウンセラーの資格を持つスタッフも在籍し、傷ついた心にも寄り添ったサポートを提供しています。