些細な悩みでも相談して大丈夫

事故に遭って、初めて弁護士に相談するとなると、一体何を話したらよいのか悩むものです。どこまで話せばよいのか、何もわからず不安になってしまうのも無理はありません。
「こんな小さなことをいちいち相談したら迷惑ではないだろうか…」
と思うこともあるでしょう。

しかし、あまり心配する必要はありません。
弁護士側が、押さえておくべきポイント(どういった事実が法的に重要なのか)を熟知しているため、被害者から伝えなければならないことはちゃんと弁護士から質問してくれます。
もちろん、一応伝えておきたいと思うことがあれば、恥ずかしがらずに全て伝えましょう。

「恥ずかしがらずに」というのには理由があって、弁護士には弁護士法という法律によって守秘義務が課せられているのです。
つまり、弁護士は、職務上知ることになった依頼人の秘密を勝手に外に漏らしてはならず、仮に漏らしてしまった場合はその弁護士に罰則が適用されるのです。
だから弁護士には、安心してなんでも話すことができます。

弁護士に相談する前に整理しておく情報について

弁護士がリードしてくれるとしても、できれば相談の前に伝えるべき内容を整理しておきたい人もいるでしょう。
しかし、事前に話す内容を考えていても、いざ相談となると混乱してしまって話がまとまらなくなってしまうことがあります。

そのため、相談の前にはメモを作成しておくことをおすすめします。
時系列にそって、事故の状況、病院での治療の経過など、自分が把握していることを全て文章にしておいて、相談の場でまずはそれを弁護士に渡すのです。
注意点として、手書きだと読みづらい場合があるのでできるだけWordなどを使ってパソコンで作成するようにしましょう。

その他、初回の相談時に用意できていれば話が早いという書類がいくつかあります。
それらは以下のとおりです。

自動車安全運転センターに発行してもらう書類

  • 交通事故証明書

病院から受け取る書類

  • 診断書(後遺障害診断書)
  • 治療費明細書、領収書

職場などから受け取る書類

  • 事故前の収入を証明するもの
    (給料明細書、源泉徴収票、確定申告書の控えなど)

修理業者から受け取る書類

  • 修理費用の見積書

その他

  • 車検証
  • 事故状況を示す図面や写真
  • その他、事故に関連する領収書

弁護士は交通事故被害者の最大の味方になってくれる

交通事故の被害者になった場合、定期的にケガの状態を確認のために連絡してくる人がいます。
加害者が加入していた任意保険会社の担当者の方です。
被害者はこの任意保険会社の担当者と話し合って、もらうべき損害賠償の金額などを決めていくことになります。これがいわゆる「示談」です。

ここで、誤解している人がいるので注意していただきたいのです。
加害者が加入していた任意保険会社の担当者は、あくまで相手方(加害者)側の担当者(代理人)です。
任意保険会社としては会社から出て行くお金を少なくしたいので、損害賠償金額を低め低めに提案してきます。
被害者の利益を守ってくれる立場にはないのです。その逆です。

そのため、任意保険会社の担当者の言うことをハイハイと聞いてしまうと、もらえるはずの金額をもらえなくなってしまうことにもなりかねません。

では、交通事故の被害者になった場合、示談の場で誰を頼ればよいのでしょう。
それはやはり、弁護士です。
弁護士は依頼人の利益を何よりも大事にする立場にあります。
対立する当事者双方の代理人になることは弁護士法で禁止されています。
つまり、余計な利益関係に振り回されず、依頼人の利益を最優先できるように法律で細かな規則が定まっているのです。

そして、交通事故案件の処理に長けた弁護士であれば、効率的かつこちらに
有利になるように事件を処理してくれます。

弁護士は、絶対的に同じ立場になってくれるという意味でも、頼りになるという意味でも、交通事故被害者の最大の味方なのです。

相談料が無料の弁護士に相談してみる

弁護士に相談するメリットがわかったとしても、これまでの人生で1度も弁護士事務所の敷居をまたいだことがない人にとって、弁護士に相談するのはかなりハードルが高いことです。

そこで、まずは初回相談無料の弁護士事務所に電話してみることをおすすめします。
無料だと思えば気も楽になります。また、2回目以降の相談にかかる費用なども質問して詳しく聞くことができます。
初回無料相談の弁護士事務所に何カ所か電話してみて、自分と相性が良さそうな事務所に出向き、事件の処理を依頼するというのも良いでしょう。

交通事故被害者専門の弁護士に相談してみる

とはいえ、初回相談が無料の弁護士事務所はたくさんあります。
地域によっては、近所に何件も弁護士事務所があって、どこに相談したらよいのか迷ってしまうこともあるでしょう。

そういうときは、交通事故案件の処理に長けた弁護士事務所を選ぶのがおすすめです。
同じ弁護士といえども、それぞれに得意な分野というのはあります。
離婚をたくさん扱ってきた弁護士や、仕事の9割が企業法務の案件という弁護士など、様々です。
そのため交通事故の被害者になった場合は、交通事故案件の処理に慣れている弁護士に相談するのが得策なのです。

当事務所では、交通事故専門の弁護士が徹底してサポートします。交通事故に遭ってから、様々な手続き、やり取りがあります。本当にこれでいいの?といった小さな不安から最後の最後の解決まで私たちにお任せください。いろいろな不安から解放され、ストレスなく治療に専念できます。

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